俗に言う、“南蛮渡りのギヤマン”の酒瓶です。時代劇で豪商の邸宅などでよく登場するアイテムです。江戸時代にオランダか中国経由で輸入された品物です。 魚子文(ナナコモン)が入ったボディーに金の帯で葡萄のレリーフが入っています。キャップも金の鍍金です。ワインやリキュール系のデカンタ用として作られた瓶です。 箱の蓋表には「キヤマン酒徳利」、蓋裏には「天保15(1844年)辰の三月」の記載があります。当時の購入者が後日に合わせ箱を作り購入日時を記載したと思われます。ペリーの黒船来航(1853年)の9年前です。かなりレアです。 箱　あり 共布　あり(綿入りウコン布) 紐　一部あり(黒　外してあります) 高さ　24cm 直径　5cm 目視によるワレカケなし 細かいスレ、キズ、金彩のハガレ等がありますが概ね良い状態です。 ※骨董品である事をご理解の上ご購入ください。