ヤマスタークロックに三田電波製のMTX-0510搭載のCDX-10000の出品です。
で仕入れた、この個体はトレーのゴムローラーが溶けてベトベトになりゴムベルトも溶けて無くなったCDX-10000は、ヤマハが100周年を記念して、持てるデジタル技術と物量を投入した、セパレートプレーヤーを超える音質をコンセプトに発売した高級CDプレーヤーです。最大の特徴は（ハイビット デジタル）テクノロジーを掲げたマルチビット方式でデジタルの解像度の精度を追及した設計でした。レストア済のこのプレーヤーは、私が所有するP-0 D-03 G-0の組み合わせの音よりも情報量が多く細部の音まで再生している感じがします。デジタルフィルタにはハイビットデジタルフィルタと言う4倍オーバーサンプリング周波数176.4ｋＨｚ±20ｋＨｚにアップしてアナログフィルタの負担を軽減し位相特性大きく改善したものでした。またハイビットDA変換システムも微小レベルの再現性を大きく向上させていました。ドライブメカにもしっかり物量が投入されて、電源部はデジタル・サーボ部とオーディオ部の相互干渉を防ぐため電源トランスから独立させた2トランス電源構成とし、オーディオ部には、負荷変動以上の電流を流す、シャントレギュレーター電源が採用されてます。筐体には内部振動を防ぐために、ここでも物量が投入されています。パーツ面でもオーディオ用高級パーツが惜しみなく投入されています。今の時代に作ったら100万円は超えそうなCDプレーヤーでしょう。難しい技術は良く分かりませんが、私の持っているセパレートプレーヤーと比べても、情報量と微小レベルの音の粒子的な再現性は凄いモノを感じます。
このCDプレーヤーは音質向上と、できるだけ永く使用できるように、電解コンデンサはニチコンのオーディオ用コンデンサと一部ルビコンに新品交換してあります。
トレーのゴムベルト交換ゴムローラーのベトベトはクリーニングしてフューエルパイプをカットして交換しました。レンズのクリーニングとヘッドの動く部分もクリーニングしてあります。
更に音質向上の為にディスプレイを除く各コネクターのハウジング内のピン圧着部分の接点抵抗を無くす為に、オーディオ用無鉛銀入りハンダで圧着部分のみにハンダ付けをしてあります。
オーディオ部の±DC電源のリード線の先端も圧着端子で基板に挿入されていますが、ここの部分も黒く酸化していたので、銀入りハンダをしてから基板にハンダ付けをしています。
圧着部分は経年変化で酸化が進み接触抵抗が嵩んできています。接触抵抗は普通のテスターでは測れません、4端子テスターで測定しないと測定出来ません。
電源でも信号の流れでも電気抵抗があったら本来の性能が発揮出来ないのです。この作業をしないと、何をしても大した効果が上がりません。
知人にCDX-10000のマスタークロックにオペアンプやDAC交換などのレストアして貰って、そこそこの高い料金を払ったにも関わらず出て来た音は余り変わらなかったと言う話しを聞きました。
正しく、この接触抵抗が解決されていない事が大きく関係していると思います。
更に、接触抵抗を減らす努力の上にタイトルにある、高性能マスタークロックを投入してありますので、情報量の多い分解能の高い綺麗な音質に仕上がっていると思います。
外だし電源ケーブルはインレットプラグに交換しました。RCA出力端子は金メッキ高級パーツに交換しました。
外見的には、古い機器なので、スレキズ等はそこそこ、年代相応にあります。
ヤマハはこれ以降ハイビット方式をやめて1ビット I-PDM方式に移行してきました、ハイビット ハイサンプリングの最終的なプレーヤーで、1ビットには無い情報量と解像度を追及した音質を十分に発揮する仕上げになっていると思います。
自分でレストアして大事に末永く使っていこうと思っていましたが、一身上の都合により手放すことしました。この他にもヤマハC-1も手放す事にしましたので、そちらもよろしくお願いします。
古い機器なので、ノークレームノーリターンでお願いします。
ゆうパックなどの運送事故（メカのダメージやパターン切れなどの振動によるもの）は責任を負えませんのでご了承ください。
送料はゆうパック着払いでお願いします。落札後は速やかな連絡と